『12人の優しい日本人』は学校で必修で見るべき(`・д・´)キリッ
三谷幸喜さんの舞台で、映画にもなっています。
あらすじ 日本に陪審員制度があったらという設定で、集められた12人の陪審員が、ある殺人事件を有罪か無罪か話し合います。
ほぼ同じ部屋の中で話し合うだけ。でも色々考えさせられますし、見ていて全然退屈しません。
何度もぶつかり合いながら、12人は思いもしなかった答えに辿りつきます。
適当に終わらせて早く帰りたい人。自信がないからとりあえず「無罪」という人。もっともそうな話を聞くとすぐにその意見に流される人。真剣に話し合おうと言いながら、その気持ちには裏があったり…。
さすが三谷さんというか、それぞれのキャラが深くて、誰もが登場人物の誰かに感情移入するんじゃないでしょうか。
でもあまりに人間がリアルに描かれていて、「こいつ嫌だなー!」と思う時もあります。でも別に悪気があるわけじゃなくて、本当にその人の価値観で生きているだけだったりして、やっぱりみんな憎めないんですよね…。
中には陪審員2回目という登場人物もいて、1回目で有罪にして被告が死刑になったことで、その嫌な気分を二度と味わいたくないから、何が何でも無罪を主張します。
なんじゃそりゃって感じですが、確かに自分がその人を死に追いやる一助になったと思うと、もう繰り返したくないと思っても仕方ないですよね…。
元になった舞台ができたころには裁判員制度はありませんでしたが、今は色んな事件で裁判員が頑張ってくれているので、他人事ではありません。
とはいえ、実際どんな感じでやっているのかも分からないし、直面した人がどんな気持ちになって、どういう行動を取るのか、本当に考えさせられる作品です。
上っ面だけ教科書を読むよりもこの作品を見た方がすごく勉強になると思います。
映画版について言えば、みんな若い!(笑)豊悦さんかっこいい!
それだけ見てても面白いです(笑)
でもかなり映像が古いので、舞台版のDVDの方が新しくて綺麗で見やすいかもです(^ω^; )
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