こごめの映画な日々

映画の素直な感想をつづっていきます~   基本的に「どう感じたか」を書いていきますので、ネタバレはそんなにないと思います。

『オズ はじまりの戦い』はガッカリだった…( ;´-ω-)

あらすじ 名前の通り、『オズの魔法使い』のオズが出てくる話。

マジシャンのオズが、気球でオズの世界に迷い込んで、「予言通りに王様がきてくれた!」と持ち上げられて王になろうとします。

そして王になるには悪い魔女を倒さないといけないと言われ、財宝欲しさにそれを「引き受けます。

けれどオズの世界の情勢は、倒せと言われた悪い魔女を倒せばそれで解決、というような簡単なものではなかったらしく…。

 

オズの魔法使い』が大好きな人にとっては世界観に浸れるだけで嬉しいのかもしれませんが、そこまで思い入れがない人間からすると、なんだかなぁという感じでした。

とにかくオズが魅力的じゃない( ;´Д`)

ただの女たらし。自分勝手。良心とか正義感とかない。

 

最近のディズニーはフリンライダーのようなちょい悪?な主人公って多い気がするのですが、この人は本当に人間としてダメな人というか、嫌な人。

関わりたくない系の人なんですよね。

そういう人が成長してオズの世界を救うところにぐっとくるはずなんでしょうけど、最後まで「流れで嫌々救う体でいる」って感じで、最後まで成長が見れないというか、元がペテン師なので全部が嘘なんだろうなって思えてしまうんです。

 

あととにかく女たらし。

魅力的な女たらしならいいんですけど、ただ手が早くて女を振り回すだけ。

しかもその振り回し方が大きすぎるというか、向こうは結婚まで考えてしまってて、オズは「え、マジ困る」みたいな感じで無責任すぎる。

ワルならワルで突き進んでくれればいいけど、そこまで行ききってもなくて世界を救うヒーロー感も残してるからどっちつかずで嫌な感じなんですよね…( ;´∀`)

もう笑顔さえいやらしく見えてくるし;;

いや、役者さんは「うさんくさい笑顔」の演技をうまくやってくれているだけなんでしょうけど、どこまでいってもペテン師が抜けない、いやらしくて信用できない人でした。

フライボーイズ(字幕版)

フライボーイズ(字幕版)

 

 

これらの嫌な感じがラストまで残っていて、とくに最後は「何やってんだよオズ!(# ゚Д゚)」ってなるし、彼に毒されたのか「おい、グリンダ!∑(*`ロ´ノ)ノ」てことにもなります。

あのラストは本当に嫌だったなぁ…。

二次創作でやりがちなことではあるんですけど、名前が大きいだけにああはなってほしくなかった…。

 

原作に続くわけだからオズたちが負けてバッドエンドになるわけもなく、「どうせ勝つんだし…」と特にハラハラもなく最後まで続いていきます。

 

あと致命的だったのが…、CG下手?(^ω^; )

カラフルな世界のわりに人間の色味が普通なので浮きまくっています。

オズが元々違う世界の人間だからとかそういう問題でもなさそうで、みんな浮いてる;;

人物と背景の境目が上手に処理できていないというか、とにかく浮きまくっているので残念なシーンばかりです。

映画館で見ると気にならないのかな…。

また、映画館では3Dで見れるからか、何だか飛び出してくる感じにこだわりすぎてて鬱陶しい感じがしました。

モンスターがこっちに向かってがおー!ってしてくるみたいな…。

アトラクションに乗ってる感じを味わわせるために過剰にぐいんぐいん空を移動していくとか…。

今時の流れなのかもしれませんが、やり方が露骨だからか気持ち良くは見れませんでした。

まぁ、人物が浮いちゃってるからとにかく楽しめなかった感が大きいですが;;

 

色彩の感じからして『メリーポピンズ』のスタッフと同じなのかなとか思っちゃいましたが、もしそうなら『メリーポピンズ』もあんまり期待できないのかな…?(=ω=; )

 

ウィキッド オリジナル・ブロードウェイ・キャスト

ウィキッド オリジナル・ブロードウェイ・キャスト

  • アーティスト: オリジナル・ブロードウェイ・キャスト,ジョエル・グレイ,クリスティン・チェナウス,イディーナ・メンゼル,クリストファー・フリッツジェラルド,キャロル・シェリー,ウィリアム・ユーマンス,ノーバート・レオ・バッツ,ショーン・マコート,クリスティー・キャンドラー,ジャン・ノイベルガー
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オズの魔法使い』の前日譚といえば、ミュージカルの『ウィキッド』が思い浮かびます。

アナと雪の女王』のエルサでもおなじみのイディナ・メンゼルが主役のミュージカルです。

 

あんな感じで良い魔女と悪い魔女の昔の話が繰り広げられるのかと思ったら、ミュージカルのことは全く無視の別次元でのストーリーでした。

個人的にはミュージカルの方も壮大な二次創作って感じで、オリジナルを越えられてない残念な感じがしていましたが、この映画も同じような感じでした。

 

許せない!感は『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』に勝てるものではありませんでしたが(^ω^; )

いやぁ、『PAN』はひどかった…。

原作レイプとはこのことなりというか、原作って何?って感じで…。

それについては長くなるのでまたいつか書きます…が、悪口ばかりになりそうだからやめた方がいいかも?;;